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ポリカーボネートの設計上の留意点

荷重に対する考慮
ポリカーボネートはガラスに比べ耐衝撃性は非常にすぐれていますが、反面剛性が低くなっています。
大きな荷重を受けた場合、ガラスのように破壊することはありませんが大きく”たわむ”性質があります。
したがって、ポリカーボネートの板厚、寸法の設定などは、破壊強度の計算によるのではなく、たわみ量の許容限度を設定しておこないます。

荷重に対する考慮

温度に対する考慮
ポリカーボネートの物性は、温度の影響を受け易くなっています。
温度の上昇あるいは下降に伴い、引張り強さ、曲げ強さ等の機械的特性が変化する傾向があります。
したがって、使用温度における物性値を確認することも重要です。

温度に対する考慮

膨張収縮に対する考慮
ポリカーボネートの線膨張係数は、7.0×10‑5/℃と鉄の約6倍です。
温度変化の大きいところに使用する場合や大型の加工品を作る場合には、この点を考慮してください。

膨張収縮に対する考慮

ノッチ及び集中応力に対する考慮
強度が強いポリカーボネートと言えどもノッチを生じたり、集中応力を受けると強度の低下をまねくことがあります。
ボルト止めの場合などは、パッキン類を取付けたり、ワッシャを大きくするなどの配慮が必要です。

ノッチ及び集中応力に対する考慮

接触物に対する考慮
ポリカーボネートは応力を受けた状態で、ある種の薬品やパッキン類に含まれる可塑剤などに触れるとクラックを生じることがあります。したがって、適切な使用条件、施工部材の選択に留意しなければなりません。

接触物に対する考慮

ポリカーボネートの施工上の留意点

のみ込み代を大きくとります
ポリカーボネートは簡単には割れませんが、剛性が低いため荷重を受けてたわむ性質があります。
荷重を受けた場合、変形してサッシなどから外れないように「のみ込み代」を大きくとってください。

のみ込み代を大きくとります

伸縮の余裕を十分に見込んでおきます
線膨張係数が7.0×10-5/℃とガラスより大きいので、伸縮の余裕を十分に見込んでください。

伸縮の余裕を十分に見込んでおきます

適切な板厚、補強間隔(寸法)を選びます
荷重によるたわみを少なくするために、適切な板厚、補強間隔(寸法)を選んでください。

適切な板厚、補強間隔(寸法)を選びます

適切な施工部材を選びます
シーリング材、パッキン、ビード類などポリカーボネートに直接接触する部材は、その適正を事前に確認してください。

適切な施工部材を選びます

切断の際の留意点

材料の切断には丸鋸、帯鋸、ジグソー、シャーリングなどを使用します。中でも丸鋸チップソー)は、寸法制度、切断面の仕上り度合が高い道具としてお奨めしています。

ご注意!!

  1. 切断面の融着や欠けが発生しないように注意してください。
  2. 材料の表面を傷つけないために、マスキングフィルムを付けたまま切断作業を行ってください。

切断の際の留意点

ポリカーボネートのマスキングフィルムについて

ポリカーボネートは、マスキングフィルムをはがさないままで「取付け枠」へ取付け、工事が終わった後、取り除きます。
ただし、シーリング部分のマスキングフィルムは、あらかじめ取り除いておきます。
マスキングフィルムは直射日光にあたると剥がれにくくなることがありますので屋外での施工では、施工後一週間以内に剥がしてください。

ポリカーボネートのマスキングフィルムについて

洗浄について

  1. 土埃など堅いゴミが付着している場合は、まず、水を充分にかけるか、水を充分に含んだ柔らかい布で表面を濡らしながら、ゴミを流し落としてください。
  2. その後、柔らかい布、またはスポンジを用いて、ぬるま湯で薄めた中性洗剤で洗浄してください。(中性洗剤を薄める濃度は、各中性洗剤の標準使用法に従ってください。)
  3. 次に、中性洗剤の付着した表面をきれいな水で洗い流します。
  4. 最後に柔らかい布で完全に水切りをしてください。

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